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無農薬栽培の夢を実現するためにどうやってお金を稼ぐか。

 

先日教師をしている昔の同級生Sさんと飲んでいたのですが、Sさんと公務員の実情から将来の夢の話から色々と話しました。Sさんは公務員には夢がないので、教師をやめて独立して農業をしたい、学校を作りたいと言っていました。世間的にも認められた職業でありながらSさんがなぜそのように思ったのかや、Sさんの夢を応援するために自分なりにこうしたら良いのではないかとアドバイスしたことなどを書いていこうと思います。公務員でなくても意外とこういう悩みは多いのかもしれないですね。

Sさんと飲むことになったストーリー

Sさんとは高校の同級生なのですが同じクラスにはなったことはなかったので、高校でしゃべったことはありません。名前と顔は知っていましたが、どういう考えをもっているかとかは全く知りませんでした。先日会って飲むことになったのは僕がSNSで色々と自分の思ったこと考えたことなどを情報発信していて、それをSさんが見てあってしゃべろうということになったからです。

 

僕がいったいどんな情報発信をしていたかというと、主に今まさに挑戦している農業、無農薬栽培のことがメインで、面白そうな農法や、農業界の問題、農科学的知識、さらに社会問題から政治経済世界情勢のことまで発信しています。無農薬栽培関係で例を挙げると、自然農法家の岡田茂吉さんや福岡正信さん、奇跡のリンゴの木村明憲さん、奇跡のバナナの田中節三さんのことなどを取り上げています。

 

Sさんは教師の勤務時間の長さが大変だといっており、比較的に縛られずに時間的に自由度の高い農家に興味を持ったそうです。教師は授業がおわったら放課後は部活の顧問をしなくちゃいけないし、土日でも会議や講習で出勤しないといけないそうです。公務員は収入が安定しているのでバランスは取れているのでしょうが。

 

いきなり農家で個人事業主になるべきでない?

農業に限らず計画もなしにいきなり独立するというのはやめたほうが良いです。特に独立する仕事がはじめての職種であれば少し慎重に考えてちょうどよいでしょう。

 

今日本の農業は90%以上が慣行農法、つまり農薬を使って同じ大きさそろえて出荷するような栽培方法です。これは企業農法ともいっていいかもしれませんが、大量生産で低価格の経営戦略です。もちろん僕は慣行農法をただただ否定したいわけではなく、良いところやメリットも多くあります。ただ時代の流れ的に無農薬栽培でも上手くやっていけるだろう、さらにおいしい米や野菜、くだものを作りたいという思いから無農薬栽培に挑戦しています。

 

農業経験がない方で無農薬栽培をやりたいと言う方は意外といるように思います。むしろ、農業経験のある方のほうが無農薬栽培に興味のないというように感じます。

 

経験がないが無農薬栽培をしたいというこの心意気にはロマンがあって面白いとは思うので応援したいですしぜひ一緒にやりたいですね。

農家の経営戦略として

経営や商売の基本的なことから話したいのですが、まず事業というのは集客販売と商品開発に大きくわけることができます。

 

今や集客販売はネット環境がかなり良くなってきたので、個人であっても言語が通じる限り世界中の人を集客し販売することができます。和歌山県有田市有田みかんを販売している上下みかん色のスーツをきている面白そうな社長さんがいるのですが、卸業で楽天市場を活用して年商数十億円売り上げているそうです。

 

商品開発では品質を上げる、生産量を上げる、つまり農業ではいかにおいしい農作物を栽培するか、どれだけ収穫量をあげることができるかになります。木村さんのリンゴはおいしいと評判でかなりの高値で取引されているそうですし、田中節三さんのバナナは一本500円とかで販売されています。

 

雇われる方の多くは普通仕事をした時間に対して報酬をもらうのですが、事業主は集客販売数×商品価格=売上が報酬になります。厳密に言えば経費(ランニングコスト)がかかるので売上から経費を引いた分が報酬になります。

無農薬栽培、有機栽培、自然栽培の違い

一般の慣行農法に対して、無農薬栽培、有機栽培、有機JAS、○○有機農法、自然栽培、自然農法など色々と呼び名があります。もちろん一概には言えないのですが、栽培方法の違いの傾向を参考に書いておきます。

 

まず一般の慣行農法はF1と呼ばれる種をポッドで育てて畑に畝を作って移植し、化学肥料や農薬などを使って育てるような農法です。

 

それに対して無農薬栽培では、農薬を使わないで栽培します。化学肥料でなく糞や落ち葉などの有機肥料を使う傾向もありますが、肥料をまったくやらないで栽培することもあります。

 

次に有機農法は、低農薬もしくは無農薬で有機肥料が使う場合が多いです。有機JASでは使用してよい農薬が決められており、3年以上?決まった農薬で栽培していれば認定がもらえるようです。

 

最後に自然農法は、農薬も肥料も使わずに栽培する場合が多いです。どこまで自然に近づけてやるかというのは農家さん次第で、種を撒いてあとは収穫するだけというような自然農法家もいます。

農家になるために必要な資金

だいたい200~300万あればよいのではないかと思います。農業を支援してくれるところもあるし、地域で力を入れている農作物を作るのであれば補助金が出るところもあります。

 

最近は有機JASに力を入れている市町村が多くなってきたので、直接聞いてみると良いと思います。研修をしてくれるところもあるし、あるいは農地を貸してくれてチャレンジさせてくれるところもあるかもしれません。

 

無農薬栽培や有機農法、自然農法をやりたいと言う方は、実際にすでにされている農家さんに聞いてみると良いですが、もしかしたら「大変だよ?」とか言われるかもしれません。

 

実際、無農薬栽培や有機農法、自然農法でやっていこうとすると、ご近所の農家さんとのトラブル、販売経路の未熟さ、農地を貸してくれる地主さんがいない、収量が上がらない、などの問題があります。こういった問題を解決するのを楽しみながらできる仲間を増やしていきたいなと思います。