なぜ数学ができる人ほど、数学は「暗記」だと言うのか。
同級生で、数学のできる人ほど、
数学は「暗記」だとよく言っています。
自分が受験生だったときは、
数学は「理解」だと思っていました。
数学は「理解」であると、
そう考えている受験生も多いです。
とある記事でも読んだのですが、
次のような考え方がもっともだと考えています。
40点のAさんは、
数学は「暗記」だと思う。
70点のBさんは、
数学は「理解」だと思う。
90点のCさんは、
数学は「暗記」だと思う。
順番に、
「暗記」→「理解」→「暗記」
40点のAさんと70点のBさんの違いは、
公式などを丸暗記しているか、
それとも理解して覚えているかです。
Bさんは理解して覚えているので、
試験中に忘れたとしても、
自分で公式を作れるので、
そこそこの点数が取れるのです。
Aさんは丸暗記なので、
忘れてしまったらそこで終わりです。
70点のBさんと90点のCさんの違いは、
問題を解くスピードです。
Bさんは毎回、
公式などを自分で作るので、
時間がかかってしまいます。
Bさんでも、
比較的時間が長い試験なら、
そこまで不利ではないでしょう。
センター数学をもし、
60分→100分で解いたとしたら、
Bさんも満点近く取れるはずです。
数学はできる人とできない人で
二極化しているのは、
数学をどうとらえているかです。
ただここで、
数学は「暗記」なんだと思って、
丸暗記に走ると数学ができなくなります。
数学ができるようになるためには、
まず、
数学は「理解」だと考えて
その次に、
数学は「暗記」だと考える
というふうにしてみてください。
ある程度得意な分野は、
普段の勉強から
一問ごとに時間を計るのがおすすめです。
本番の試験をイメージして、
例えば、1問15分と決めてやることで、
集中力アップも期待できます。
ただ、
わからない問題はじっくり考えるなど、
バランスも大事です。
では、今から一問、
時間を計って問題を解いてみて下さい。