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足のむくみやしびれはビタミンB1不足による脚気の症状かも?

 

足のむくみやしびれがある人は、ビタミンB1不足による脚気を疑ってください。 

 

ビタミンB1の1日の所要量は成人男性で1.1 ミリグラム、成人女性で0.8 ミリグラムです。

 

ビタミンB1を多く取りすぎることによる過剰症はほぼありません。

 

ビタミンB1は必須ビタミンなので、体外から摂取する必要があります。

 

そこで今回はビタミンB1の美容・健康・ダイエットの効果について書いていこうと思います。

 

 

精製米にはビタミンB1がほとんど含まれていない

 

脚気はかつて、白米が流行した江戸において疾患が流行したため「江戸患い」と呼ばれ、大正時代には結核と並ぶ二大国民亡国病と言われていました。

 

1910年代にビタミンの不足が原因と判明し治療可能となりましたが、死者が1000人を下回ったのは1950年代で、その後も1970年代にジャンクフードの偏食によるビタミン欠乏、1990年代に点滴輸液中のビタミン欠乏によって脚気患者が発生し問題となりました。

 

お医者さんが脚気かどうか診断するときに、ひざをコンと叩いて足が上がるかどうか(膝蓋腱反射[しつがいけんはんしゃ])のテストをするのは、脚気にかかると神経系に影響が出るからです。

 

ビタミンB1不足になり神経系に問題が出るから、しびれたりむくんだりしてしまうのです。

 

近年日本人で脚気にかかる人が減ったのは、アメリカナイズされた食生活のおかげです。

 

つまり、パン食や肉食によってビタミンB1摂取量が増えたために脚気が少なくなりました。

 

ビタミンB1をパンから摂取するのは危ない?

 

戦後日本人がパンをよく食べるようになったおかげで脚気が減ったのは確かに因果関係があります。

 

しかし、パンにはビタミンB1が多く含まれていますが、市販で売られているパンはマーガリン・ファットスプレッドショートニング加工がされているものが多いです。

 

また、多くのパンには砂糖が大量に入っていて甘く甘く仕上がっているものが多いです。

 

美容・健康・ダイエット志向の高い方にとっては、マーガリン・ファットスプレッドショートニングされているために、また砂糖が大量に入っているために、パン食はできないと考えている方も多いと思います。

 

 こういう方は、つぶつぶの残っている黒パンやかちかちのフランスパンがおすすめです。

 

ただマーガリン・ファットスプレッドショートニングや砂糖の入っていないパンだとしても、小麦アレルギーの問題があります。

 

小麦アレルギーのアレルゲン物質はグルテンです。

 

パン屋さんで働く方でぜんそくがある方は、グルテンが原因でないか疑ってみてください。

 

最近ではグルテンフリーの食品がありますが、グルテンが完全に発酵して分解されているならばアレルギーの方でも大丈夫かもしれません。

 

お酒に強い人はビタミンB1摂取量が多いから?

ビタミンB1はアルコール分解に関与しているようです。

 

西洋人がお酒に強いのは、パン食でビタミンB1摂取量が多いからかもしれません。

 

ビタミンB1で運動神経・記憶力向上

ビタミンB1チアミン)は神経伝達に関与しています。

 

チアミン三リン酸は小胞シナプス(化学シナプス)において、アセチルコリンの遊離を促進します。

 

アセチルコリン濃度はアルツハイマー病やパーキンソン病と関連があるとされています。

 

また水銀やサリン、一部の殺虫剤には、アセチルコリン濃度を増やしたり減らしたりする作用があるために中毒症状になってしまいます。

 

水銀による水俣病や、オウム真理教地下鉄サリン事件、農薬による健康被害など、ビタミンB1の働きが阻害されると大変なことになってしまいます。

 

ビタミンB1過剰症

症状

報告なし

 

食べ過ぎに注意する食べ物

 なし

 

ビタミンB1は摂取すると素早く体外に排出されるので、蓄積され過剰症になる心配はないようです。

 

ビタミンB1欠乏症

症状

脚気

ウェルニッケ脳症(意識障害精神障害)、

手足のしびれ、

腰痛など反射神経の異常、

食欲不振、

消化不良、

下痢 

 

ビタミンB1を多く含む食品でおすすめなもの

・乳製品

・緑黄色野菜

・黒パンやフランスパン

・うなぎ

・たらこ

・カキ

ビール酵母

・玄米(糠)