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航海の際に海賊よりも恐れられた壊血病はビタミンC不足によるものです。

 

 

16~18世紀の西洋の大航海時代は海賊よりも壊血病にかかることが恐れられていました。

 

壊血病の原因がわからないで病死していた時代においては壊血病は相当怖かったことでしょう。

 

歴史的に壊血病の恐ろしさを知っている西洋人は、意識的にビタミンCを摂取するために柑橘系のフルーツをよく食べるそうです。

 

現代の日本人の食事の多く、特に若い男性は、ビタミンC不足になりがちです。

 

若くても女性は美容美白のために意識的にビタミンCを摂取する人はいますが、若い男性はほとんどみかんなどのフルーツは食べないですし、野菜を食べるにしても煮たり焼いたりすることでビタミンCを壊してしまっています。

 

犬や猫などは体内でビタミンCを生成することができますが、さるや人は体内でビタミンCを生成できないです。

 

今回はビタミンCによる美容・健康についてまとめてみたので、是非読んでください。

 

 美容

肌つや効果

ビタミンCからコラーゲンが生成されるので、お肌をすべすべにするにはビタミンCを十分に取ることです。

 

壊血病になると肌や口内などが荒れてしまい、ひどい見た目になってしまいます。

 

またビタミンC不足のために傷が治りにくくなってしまい、ニキビ跡などが残ってしまうこともあります。

 

古傷などが開いてしまうことや、ひどくなると骨折して治ったところの骨がはがれてしまうこともあるようです。

美白効果

ビタミンCは肝斑(しみ)・雀卵斑(そばかす)・炎症後の色素沈着を治す効果があります。

 

太陽光を浴びることはうつ病統合失調症などの精神病を予防する上でも重要ですが、

多くの女性は紫外線によって肌焼けしてしまうことが気になってしまうと思います。

 

精神病にかからず美白を保つためにも、紫外線防御の効果のあるビタミンCを取れば大丈夫です。

 

またビタミンCを単独で摂取するよりもビタミンEやパントテン酸ビタミンB5)を同時に摂取するほうが美白効果が期待できます。

 

ビタミンEが多く含まれる食品でおすすめなのは、オリーブオイルや青魚です。

 

パントテン酸(ビタミンB5)が多く含まれる食品でおすすめなのは、卵・ヨーグルトなど乳製品・納豆・さけ・いわしなどです。

 

健康

ビタミンC過剰症はほぼなし

 

ビタミンCによる過剰症はほぼないと言えるので、参考程度に書きます。

 

・昔は尿路結石が出ると言われていましたが、今では否定されています。

・鉄分やカルシウムなどミネラルの吸収を高める効果があり、鉄過剰症(ヘモクロマトーシス)の人でビタミンCの摂取過剰では鉄過剰が促進されますが、健康な成人であれば影響はないです。

 

 

ビタミンC欠乏症

 

成人の場合壊血病はと呼び、小児の場合はメラー・バロウ病と呼びます。

 

出血性の障害が体内の各器官で生じる病気でビタミンC欠乏状態が数週間から数カ月続くと症状が出現します。

 

(画像でわかりやすくしようとも考えたのですが、少しグロいので控えさせていただきます。)

 

 壊血病症状

・皮膚や粘膜、歯肉の出血およびそれに伴う歯の脱落、変化、これらの影響で息が臭くなる。

・毛包性の過角化、螺旋状毛髪、毛包周囲の出血(出血を伴う毛包角化症)

・創傷治癒の遅れ

・低色素性の貧血

・感染への抵抗力の減少

・古傷が開く、末期になると骨折して治った骨もはがれる。 

 

メラー・バロウ病症状

・軟骨や骨境界部での出血、血腫

・骨組織の形成不全、骨病変および骨成長不良

・骨折や骨の変形

・出血や壊死

・歯の発生障害

 

がん予防

ビタミンCはがん予防に効果があるという研究結果が多く出されています。

 

ただ現代の医学会ではそのメカニズムはよくわかっていないようです。

 

ビタミンCは糖・脂・アミノ酸などでどろどろになった血液やリンパ液をさらさらにする効果があります。

 

玉ねぎや緑茶・抹茶も血液をさらさらにする効果があり、がん予防も期待できます。

 

みかんにはビタミンCだけでなく、βークリプトキサンチンという成分が含まれており、これが癌予防にかなり効果があるとされています。  

 

脳はビタミンC含有量が一番多い臓器

脳はビタミンC含有量が一番多い臓器です。

 

日本人の理工系離れの原因となっているのは、ビタミンC不足ではないかという説がありますが、たしかに因果関係はありそうです。 

 

ただのアスコルビン酸(ビタミンC)だと血液脳関門を通過できなく、デヒドロアスコルビン酸として通過した後脳内でアスコルビン酸に変換されます。

 

アスコルビン酸をデヒドロアスコルビン酸に変換する体内機能がどれほどの量を変換しているかはわかりかねますが、ビタミンCを摂取することで頭が良くなることは確かでしょう。

 

飲料尿法

脳を最大限に活性化したいと言う方には、尿療法をおすすめします。

 

尿を飲むことでデヒドロアスコルビン酸として相当量、脳に送り込むことができます。

 

尿療法の効果についてはアーユルベーダの経典「ダマール・タントラ」に詳しく載っています。

 

(注意:尿療法をする際に食生活を見直してから実践することをおすすめします。不健康な食生活をしているととても飲みにくい尿となり、逆に健康的な食生活をしていると飲みやすい尿となります。)

 

「ダマール・タントラ」によると。尿療法を続けて行っていると次のような効果が期待できるそうです。

 

1ヶ月後には・・・体内が清浄になる。

2ヵ月後には・・・感覚が刺激され、活発になる。

3ヵ月後には・・・すべての病を破壊し、すべてのトラブルから解放される。

6ヵ月後には・・・叡智にあふれ、聖典を堪能するようになる。

7ヵ月後には・・・非凡な力を得ることができる。

8ヵ月後には・・・金の輝きを得る。

9ヵ月後には・・・結核ハンセン病からも自由になる。

10ヶ月後には・・・真に宝のような光彩をもつ。

11ヶ月後には・・・体内の臓器すべてが清浄になる。

1年後には・・・太陽のかがやきと同じものになる。

2年後には・・・地球(土)のエレメントを征服する。

3年後には・・・水のエレメントを征服する。

4年後には・・・光りのエレメントをも征服する。

5年後には・・・空気のエレメントを征服する。

7年後には・・・<誇り>を征服する。

8年後には・・・自然のすべての重要なエレメントを征服する。

9年後には・・・誕生と死という輪廻から解脱する。

 

 

ビタミンCを多く含む食べ物

・みかんや柿などの果物

・大根やブロッコリーなどの生野菜

・刺身

・緑茶や抹茶

 

注意が必要なのは、ビタミンCは熱を加えすぎたり、時間が経ち鮮度が落ちてしまうと壊れて減ってしまうので、なるべく生のまま新鮮なうちに食べることです。