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完璧主義は是か非か

 

 

あなたは受験において、完璧主義な考え方は、

良いと思いますか?

それとも悪いと思いますか?

 

 

一般的には、

完璧主義は悩んでしまいがちで、

悪いと考えられることが多いようです。

 

 

ですが、

ある分野で一流と言われる人ほど、

完璧主義であったりするので、

良いのではないかという考えもあります。

 

 

今回は、

完璧主義は治したほうが良いのかということを、

完璧主義のメリット、デメリットを踏まえながら、

話していきたいと思います。

 

 

結論から言うと、

完璧主義は治さなくても良いと考えています。

 

 

そもそも人の性格と言うのは、

そう簡単に変わるものではありません。

 

 

久しぶりに友達に会ったとき、

性格が変わったなと思っても、

実はその人の根本的な本質の部分は変わっていないのです。

 

 

もし、

完璧主義が悪いものだと仮定したとしても、

無理やり完璧主義を治そうとしても、

簡単に治るものではないです。

 

 

それなのに、

治そう治そうとして、

また新たに悩んでしまうことのほうが、

よっぽど悪いです。

 

 

完璧主義であることは、

その人の個性であるし、

長所とも言えることです。

 

 

完璧主義であることのメリットは、

 

・努力できる

・意識が高い

・妥協しない

・細部をつめることができる

 

などがあります。

 

 

毎日の勉強を、

これでいいかと手を抜かないで、

がんばれるのならそれは良いことです。

 

 

つまり、

完璧主義の人は、

「準備」を怠らずにできるということなのです。

 

 

テストのときだけ、

頭を高速に回転させても、

しっかり勉強してきた人には勝てません。

 

 

合否の第一関門は、

普段の勉強をどれだけ熱心にできるか、

「準備」がどれだけできたかなのです。

 

 

そういう点では、

完璧主義なほど強みになります。

 

 

 

完璧主義のデメリットは、

 

・結果が出にくい

・悩みやすい

・新しいことの習得が遅い

 

などです。

 

 

つまりは、

完璧主義なので細部を気にするあまり、

全体を総合的に、また、

客観的に評価することが苦手なのです。

 

 

 

合否の第一関門は、

「準備」をどれだけできたかであり、

 

合否の第二関門は、

「本番」の強さです。

 

 

練習のときはそんなに能力に差がないのに、

ここぞという「本番」で、

強い人か弱い人かに分かれます。

 

 

完璧主義の人は、

テストでも完璧に解こうとするので、

ある問題に時間をかけすぎて、

結果、総合的な点数が伸びないのです。

 

 

また、

わからない問題が出ると、

他の問題は落とせない、

残りは満点にしようという、

どんどん焦りの気持ちが出てきてしまうのです。

 

 

どれだけ完璧に準備しても、

人である限り完璧はありません。

 

 

例えば、企業が、

アプリやソフトウェアをリリースするとき、

とりあえずリリースして、

リリース後に更新して直していくといった方式をとります。

 

 

これは、

どれだけ完璧にしても、

バグは出るものだから、

更新して直すことを前提にしているのです。

 

 

だから、

完璧主義というよりも

最善を尽くせるようにすると考えるほうが、

少し気楽で良いのではないかと思います。

 

 

 

最後に、

完璧主義だと、

新しいことの習得が遅くなってしまいがちです。

 

 

確かに、

まず教科書の理解をして、

理解が深まってから問題集をやりたくなるのは、

ある種しかたのないことです。

 

 

ですが、

これは非効率な勉強になってしまいます。

 

 

新しいことをはじめるとき、

たとえば料理をはじめるとき、

料理本を読破して理解するよりも、

まず作ってみることが上達の近道なのです。

 

 

まずやってみることで、

わかっていることとわからないことがわかるようになります。

 

 

勉強で新しい分野をやるときも同じで、

まず1周やってみることです。

 

 

きちんと教科書を理解することも、

もちろん大事なのですが、

その場合、かなり時間がかかってしまいます。

 

 

総合的に見て早いのは、

とりあえず問題集を1周やって、

どんな問題を解けるようにならなければいけないのか把握することです。

 

 

過去問もまず解いてみてください。

 

実力が上がってから解きたいという気持ちもわかりますが、

まず過去問を解くほうが絶対に良いです。

 

 

イメージとして、全体を俯瞰する感じです。

木だけでなく森を見るのです。

 

 

全体像が見えた状態から

細部をつめていくというふうに勉強するのがおすすめです。

 

 

 

【まとめ】

完璧主義は

・「準備(普段の勉強)」で、ストイックにできる

⇒準備は完璧主義で問題ない

 

・「本番(入試試験)」で、弱い傾向がある

⇒本番は完璧ではなく、最善を求める

 

・新しいことの習得が遅い

⇒細部→全体ではなく、全体→細部の勉強をする