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as if(アズイフ)の法則

 

受験期には、

自分の未来への期待や、

それとは逆に、

不安や怖さがあるものです

 

 

受験期では、

いつでも平常心で勉強できるという人は、

かなり少ないと思います。

 

 

志望校のレベルと自分の現実のレベルのギャップから、

失望したりやる気をなくしてしまうこともあるでしょう。

 

 

そうならないためには、

メンタルを鍛えることが重要です。

 

 

今回は心理学に基づく、

as if(アズイフ)の法則を使って、

メンタルを鍛えましょう。

 

 

ではまず、

as if(アズイフ)の法則とは何か?

ということを説明します。

 

 

従来の心理学では、

「感情が行動を促す」

と考えられていました。

 

 

「幸せだから笑顔になる」

「不安だから緊張する」

「悲しいから涙が出る」

 

 

たしかに、

感情が先でそのあとに行動するというのは、

正しいように思えます。

 

 

でも、

最近の研究の結果では、

「感情」→「行動」は

間違っていることがわかったのです。

 

 

哲学・心理学者のウィリアム・ジェームズは、

心理学の研究をしていく中で、

次のような仮説を立てました。

 

 

「人は楽しいから笑うのではなく、

笑うから楽しいのだ」

また、

「怖いから逃げるのではなく、

逃げるから怖いのだ」

 

この仮説は、

医療器具の発展のおかげで、

正しいことが科学的に証明されました。

 

 

心理学者のリチャード・ワイズマンは、

「感情は行動によって生み出される」

という考えを、

「as if(アズイフ)の法則」と呼びました。

 

 

要は、

「感情」→「行動」ではなく、

「行動」→「感情」であるということです。

 

 

「幸せになるには、笑うと良い」

「笑う」→「幸せ」

を本当であるか実験したのが次です。

 

 

実際の実験では、

26000人の実験対象者を次のグループに分けました。

 

「自分が幸せだと考える」

「感謝の気持ちを持つようにする」

「幸せな記憶を思い出す」

「毎日数秒ずつ笑う」

 

そして、各グループは1週間の実験を続けて、

そののちに対象者に幸福度について判定してもらいました。

 

 

その結果は、

「毎日数秒ずつ笑う」というグループが、

最も幸福度が高かったのです。

 

 

このように、

まるで幸せ者のように笑うことで、

その人は幸せになるのです。

 

 

つまりこれは、

自分の感情は行動によって、

コントロールできるということなのです。

 

 

何事でも上手くいく人ほど、

それを楽しんでやっています。

 

 

笑顔で勉強することで、

勉強が楽しくなるのです。

 

そして楽しくなるから

もっと勉強するのです。

 

さらに点数も取れるようになり、

楽しさが倍増していくのです。

 

 

このように成績が上がる人は、

良いスパイラルで回っていくのです。

 

 

そして、ここで重要なのは、

好循環の1番はじめの、

「笑顔」は

自分で作れるということです。

 

 

受験勉強中に、

不安や恐怖が襲ってきたら、

ぜひ笑顔で勉強してみてください。

 

 

 

~おまけ~

 

サッカーの長友選手も、

つらいときやプレッシャーが大きいときは、

「笑顔に作る」「上を向く」と言っています。

 

 

「上を向く」とは比喩ではなくて、

本当に空のほうを見上げるということです。

 

 

「上を向く」ことでも、

ネガティブな考えがでなくなると言っています。

 

 

これは、長友選手の「上昇思考」

という本にも書かれていることです。

 

私は高1の時に読んでから、

大変なときは、

上を見て歌いながら家に帰ったりします。

(たまに変な人だと見られます、、、)

 

 

上を向いて歌っていると、

それだけで本当にいい気分になります。

 

 

抵抗のない人は、

笑顔を作るだけでなく、

上を向いて歌ってみてください。