はまブログ:

受験、科学、美容健康、政治経済、ビジネス

海藻に含まれるヨウ素は癌に効くようです。

 

海藻に含まれるヨウ素は、放射性のヨウ素131を撃退することができるようです。放射線被ばくによる甲状腺癌患者にはヨウ素が支給されることがあるようですが、これはどうも人工的な薬のようで効果がないみたいです。

 

海藻に含まれるアルギン酸(ぬめり成分)は、ストロンチウムを排出する効果があり、またわかめは葉緑素放射能を吸着して体外に排出する役割をします。

 

野菜と同じく海藻の細胞壁セルロース)が消化しにくいので、ミキサーなどで細かく砕くとよく吸収されるようになります。

頭脳明晰になり視力回復・腰痛改善する飲尿療法(3ヶ月経過)

 

まずはじめに、私が飲尿療法を知ることができましたのは、佐野千遥博士のブログを読んだからであります。感謝いたします。

 

佐野千遥博士に教わったことはまだまだたくさんありますので、どんどんシェアしていきたいと考えています。

 

佐野千遥博士のブログを直接読みたい方は、下のリンクから飛んでください。

 

(佐野千遥博士のアメーバブログのリンク:

 https://ameblo.jp/allahakbar231/entrylist.html

 

 佐野千遥博士のGOOブログのリンク:

 https://blog.goo.ne.jp/allahakbar911311

 

 

 

では、3ヵ月の飲尿療法による、実際に体に起こった変化をここに記します。

 

人体実験の結果は大変貴重であるということを理解して読んでほしいです。なぜなら、マウスで実験はできても、人間では実験ができなく、データが取れないからです。

 

以前に比べて頭がすっきりし、物事を理路整然と考えることができるようになりました。大学受験期に比べて勉強量は少ないのですが、確実に質において勝っています。大学受験期は飲尿療法を知らなかったですし、食事にも気を使っていませんでしたから。

 

また少しばかり視力も良くなりました。もし、人工電磁波を一切遮断して生活していたら劇的に視力回復したかもしれないです。(小学生のとき急激に視力が低下し視力検査の一番上の0,1すら見えなくなった原因は、蛍光灯・テレビ・スマホ・パソコンなどの人工電磁波にあたることが多くなったからだと考えます。私の父も仕事でパソコンを使うようになってから眼鏡を掛けるようになったと言っていました。)

 

そして一番うれしいのは、腰痛などの体の痛みが改善されたことです。中学生の時に腰椎分離症(背骨の疲労骨折)になってから、腰痛に悩まされてきました。今までは体が疲れて腰が痛くなれば、自分で腰の筋肉のマッサージとストレッチをしていましたが、飲尿療法を始めてからマッサージもストレッチもしなくても痛まなくなってきました。

 

その他にも、

・活力気力がみなぎってくる

・喉の扁桃腺の痛みがなくなる

・肌がきれいになる

・睡眠の質(寝つき、深さ、疲れの取れ具合)が良くなる

・胃腸の働きが良くなる

・崇高な精神状態になる

などなど、心も体もますます良くなっていきます。

 

たった3ヵ月でこれだけの効果があるのですから、飲尿療法を教えてくださった佐野千遥博士には感謝してもしきれないです。

 

なぜここまで飲尿療法が効くのか、理論的背景(追記リンク予定)についてまた後程書いていきます。

 

当たり前ですが、不健康な食生活ですと、飲尿療法の効果は下がってしまいます。飲尿療法の効果を上げるためには、食べる物にも気をつけなくてはいけないです。健康のための食事(追記リンク予定)についても後程書いていきます。

 

今回は、3ヵ月の飲尿療法による結果と佐野千遥博士の紹介でおわりになります。

 

国際問題を書き上げる

 

解決すべき世界の問題の書き上げ

 

優先すべき問題として、健康、世界平和が上がってくるが、それ以外の問題ももちろん重要。世界平和の活動のためには、健康であることが最低条件。

 

まず健康に関してブログ書いていく(書いている)のはそのため。

同時に世界平和のためのブログを書いていく。

 

①健康

医療、西洋医学、薬学、栄養学、

代替療法東洋医学漢方薬、アーユルベーダ、音楽療法

 

ワクチン、抗生物質抗がん剤放射線治療ステロイド剤、

食品添加物、石油、

 

農業、農薬・遺伝子組み換え禁止

漁業、マイクロプラスチック

畜産、卵だけ、乳だけ、自然に育てる

 

環境汚染:水(民営化=中共化)塩素、洗剤・シャンプー、排気ガス、プラスチック、

 

エネルギー:原子力発電、

CERN:温暖化、地磁気

 

癌、精神病、性同一性障害

 

②世界平和

中国共産党ウイグルチベット内モンゴルの虐殺、臓器摘出、拷問

米帝国・イスラエル帝国:中東戦争

欧州帝国の戦争加担

 

国家暴力、

賃金奴隷労働、

利権争い、紛争・戦争、

 

 

③その他

教育、語学、スミルノフ物理、確率論(ダーウィンの進化論、量子物理学)、

宗教、宗派、道徳

政治、金、組織エゴ

憲法、法律、条例

歴史観

人種差別、

資本主義、民主主義、共産主義、平和、自由、

砂漠化、灌漑、伐採

コンピュータ、2045年AI問題、自動運転、

スマホ、電球、電子レンジ、人口電磁波、

エアコン、フロン、

ゲーム、

ギャンブル、パチンコ、カジノ、

金融、fx、

メディア(テレビ、新聞、ラジオ、映画、ネット)、プロパガンダ

風俗店、性表現、

スポーツ、

大量生産大量消費社会、

コミュニティ、一国的独裁的でなく国際的民主的に運営、

エネルギー資源、ジェームズワットの蒸気機関を超える発電システムの構築

 

 

 

数式パニックにならないために食べるべき果物

前回のブログでは、脳を働かせるための必須ミネラルであるカルシウムを、アジア人でも下痢にならないで摂取するために、乳糖が分解されたヨーグルトを食べることを勧めました。世界的に見ても日本人はかなり勤勉な民族であるのにも関わらず、理工離れが問題となっている原因の1つは、現代の日本人が欧米人に比べて乳製品の摂取量が4分の1くらいしかないためであると言えるのではないでしょうか。一昔前の日本人は、しらすをよく食べ、また魚を頭から丸ごと骨までむしゃむしゃ食べていましたが、今では頭から骨ごと食べる人はかなり少ないです。現代の日本人はカルシウム不足のために脳がよく働かず理工離れが進んでいるのだと考えます。

 

理工離れの問題は、カルシウム不足だけでなく、ビタミンc不足によっても起きています。脳が良く働くように、数式パニックにならないために、カルシウムのほかに必要な食べ物は「みかん」です。

 

脳はビタミンcを人体の中で最大の濃度で保有しています。つまり、ビタミンcが不足すると、脳の機能が低下してしまうのです。日本では、男性が意識的にビタミンcを取ることはほとんどなく、一部の女性が美容のためにビタミンcを取るという程度でしかないです。脳の機能を維持、向上させるためには、ビタミンcはかかせないのです。

 

 またビタミンcは、骨格の形成や、人体の3分の1を成すコラーゲンを生成するのにも必要であり、不足すると壊血病の原因になってしまいます。喫煙者が年齢よりも年を取っているように見えるのは、もっとストレートにいうと老け顔なのは、たばこを吸うとビタミンcが破壊されコラーゲン生成ができなくなってしまうからです。

 

もちろん、ビタミンcが含まれる食べ物はみかん以外にもありますが、れもんなどは酸っぱすぎて食べるのに苦労してしまいますから、みかんが最適でしょう。また、みかんの皮にはビタミンpが含まれており、ビタミンpはビタミンcの吸収を高める効果があるので、皮ごと食べることをお勧めします。みかんの皮を乾燥させたものは陳皮という生薬で、漢方薬にもよく使われます。

 

 

(おまけ)

自然に考えてみかんを食べることが体に悪いわけはないのですが、「みかん体に悪い」と一応調べてみました。すると「皮膚が黄色くなる」、「みかんは糖分が多いので体に悪い」という記事がありました。

 

「皮膚が黄色くなる」のは柑皮症と言って、みかんなどを食べ過ぎとなるのですが、食べるのを控えると治ります。

 

「みかんは糖分が多いので体に悪い」という論は誤ってます。みかんの糖分とは果糖であり体に悪くありません。

 

一方で、砂糖=ブドウ糖は体に悪いです。砂糖=ブドウ糖は毒であり一切取るべきではないのは、癌の原因となる、カルシウムを溶かしだす、血液がどろどろになる、認知症やボケ症、糖尿病などを引き起こすからです。脳のエネルギー源がブドウ糖であるからと、脳を働かすために砂糖を取ると、血糖値が急激に上がりすぎ血液がどろどろになってしまい、むしろ脳は働きずらくなります。脳は神経系ではなく骨系であり、ブドウ糖が骨を壊してしまうので、その結果ぼけ症になります。虫歯、骨粗鬆症認知症はすべて砂糖のせいであると言えます。糖尿病患者の文章が、主語と述語が無茶苦茶になっているのも砂糖のせいであります。

 

「みかんは糖分が多いので体に悪い」この論者は、果糖が体に悪いと考えているのか、もしくは、糖分=ブドウ糖の前提でブドウ糖=悪だから糖分=悪と考えているのか、どちらにせよ、間違っています。

 

ブドウ糖による血液のどろどろは、むしろみかん(みかんに含まれるビタミンc)を食べることで血液がさらさらになります。

 

(おまけ2)

ブドウ糖によるどろどろにはビタミンcが含まれるみかん、

脂肪によるどろどろにはビタミンEが含まれる抹茶、緑茶、

アミノ酸によるどろどろにはグルタチオンが含まれる玉ねぎ、

を食べると血液がさらさらになります。

乳糖不耐症でもカルシウムを吸収するためには?~脳を働かすカルシウムポンプ~

 

まずはじめに、この記事の目的・意義は、健康になることです。また、豊かな精神活動を発展させ、明るく素晴らしい社会を作ることです。健康と豊かな精神活動なしで、理想社会実現はできないのです。

 

今回はカルシウムをテーマで書いていきます。

 

爬虫類までは、筋肉・脳の代謝ともナトリウムポンプですが、鳥類以上の筋肉の代謝はナトリウムポンプ・脳の代謝はカルシウムポンプです。(ナトリウムポンプ・カルシウムポンプというのは簡単に言うと、代謝に使われるミネラルがナトリウム・カルシウムであるということです。)豊かな精神活動をするために、人は脳の代謝に使われるカルシウムが不足しないようにしなければならないです。日本人はカルシウムが不足している(日本人は必須量の4分の1程度しか摂取していない)から、理工離れがますます深刻になっていると言えるのではないでしょうか(もちろん戦後のアメリカナイズされた精神的堕落によることも考えられます)。

 

しかし、日本人の多くは牛乳を飲むと乳糖不耐症で下痢をしてしまいます。では、「乳糖不耐症でもカルシウムを吸収するためにはどうすべきか?」

 

結論から言いますと「ヨーグルトとして食べる」です。ヨーグルトは、消化不良の原因となってしまう乳糖(ラクトース)が乳酸菌によって乳酸に分解されています。ただし、植物性乳酸菌はブドウ糖を乳酸にするだけで、乳糖を乳酸に分解することはしないです。また、悪玉菌と共存共栄する植物性乳酸菌と違い、動物性乳酸菌のビフィズス菌は悪玉菌をやっつけてくれます。(この他にも植物性乳酸菌と動物性乳酸菌にはかなりの違いがあり、他の点から見ても植物性乳酸菌よりも動物性乳酸菌のほうが健康に良いです。また追記として書くつもりです。)

 

 

よって、乳酸菌豆乳ヨーグルトではなく、ビフィズス菌牛乳ヨーグルトを食べるようにしてください。 一日当たりの必須カルシウム量は650㎎~800㎎、上限量は2500㎎と言われています。ヨーグルト100gに含まれるカルシウム量は120㎎で、市販のプレーンヨーグルトの1カップは400g(が多い?)入りで、2カップ食べて800gでカルシウム量を計算すると960㎎です。

 

 (追記 2019/7/18)

ヨーグルトの脂肪分はレシチンといって、脳、神経、細胞、血球などの生体膜、細胞膜を作るために必要であり、ベタベタな体脂肪にはならず肥満の原因にはならないです。よって、低脂肪や脂肪0を謳っているヨーグルトではなく、普通のプレーンヨーグルトが最適です。

(追記ここまで)

 

・日本人は牛乳を消化できないから飲まないほうが良い、飲むべきでない

とする論があるが、ヨーグルトを食べることで、カルシウムを摂取するときの一番の問題である乳糖不耐症が解決した。

 

 

ホルモン剤などが害になるものが入っているのに、牛乳やヨーグルトを勧めるべきでない

という論があるが、この論はあまりにもひどい。ウシさんはわざわざ人間のために乳を絞らせてくれているのにも関わらず、人間のエゴによって可哀そうな目にあっているウシさんとその牛乳・ヨーグルトに難癖付けるのは間違っている。そうしないと生き残れないような社会=現代の資本主義社会が間違っているのあって、ウシさん自体が悪く言われる筋合いはない。

 

 

・カルシウムは植物(海藻や小松菜)から摂取すればいい

という論は、まず牛乳やヨーグルトを1㎏食べれたとしても、海藻や小松菜を1㎏食べることは、普通に考えると難しい。もし食べれたとしても、今度は鉄分超過剰となってしまって健康を害することになる。また、植物のカルシウムはシュウ酸カルシウムであり、これは毒ある。わずかな量のシュウ酸カルシウムを摂取しただけでも、口と喉にひどい灼熱感を持って腫れ、量が多い場合は深刻な消化器障害と呼吸困難を引き起こす。熟れていないパイナップルを食べた時に口内が荒れるのはシュウ酸カルシウムが原因である。

 

 

・タンパク質を取りすぎると痛風になるのでは?

もちろん、肉・魚・豆類(豆は多細胞でDNAを多く持つ)のタンパク質を取りすぎると、含まれるDNAから尿酸が発生し痛風の原因となる。しかし、牛乳やヨーグルトは細胞をほとんど含まないのでDNAをほとんど含まず、尿酸を発生せず、低プリン体食品である。基本的に、牛乳やヨーグルトが原因で痛風になることはないと言える。また、死の病で大流行していた結核は、高タンパク食によって駆逐された。高タンパク食で結核を退治し、また痛風にもならないようにするために、牛乳・ヨーグルトを食すしかない。

 

 

牛乳・ヨーグルトは、カルシウム摂取のために適した食品と言えるだけでなく、あらゆる面から見ても健康のためにかかせないです。

 

 

おまけ①(調べ直す)

骨は主にカルシウムとビタミンCとビタミンDによって形成されていきます。黄色人種に比べて黒人は大きな骨格を持つのは、黄色人種よりも強い太陽の光に浴びるからで、白人も大きな骨格を持つのは、ビタミンC生成が旺盛だからです。(←詳しく調べ直す)

(追記 2019/7/18)

白人は尿酸(ビタミンcと同様の働きをする)のフィードバックが旺盛であるために、黄色人種よりも弱い太陽の光でも大きな骨格を持つことができます。

(追記ここまで)

 

おまけ②

肉や魚の骨からもカルシウムは摂取できるが、草食動物は肉や魚を食べないです。当然、草食動物がどうやってカルシウムを摂取しているかという疑問が出てきます。草食動物は、土ごと草を食べ、また土をなめる行動をすることから、土からカルシウムを摂取していると考えられます。

 

 

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誤字、脱字などありましたら、コメントで知らせくださると助かります。

 

連絡先:

qstars0903@gmail.com

 

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【評論】線を引く公式④

前回は線を引く公式③で

「対比」について説明しました。

 

 

今回は公式④で

「並列」についてです。

 

 

「対比」と「並列」は、

2つ以上の事柄を並べているという点は共通しています。

 

 

その複数の事柄の関係が、

「≠」であるのが「対比」で、

「=」であるのが「並立」です。

 

 

前回記した「対比」では、

並べられている事柄を囲み、

その事柄の違いで重要な方に線を引くということでした。

 

 

「並列」では、

並べられている事柄を囲み、

その事柄の共通点に線を引きましょう。

 

 

例:

心理学を学ぶことは、人を理解することを目的としている。

また歴史も、人を理解するためにあり、

政治も同様に、人を理解するのに役立つ。

 

 

 

この例では、

「心理学」、「歴史」、「政治」

が並列の事柄として書かれています。

 

 

そして、

「人を理解すること」

が3つの共通点になっています。

 

 

例のように、

「また」、「も」、「同様に」、

などが並列を表すときに用いられます。

 

 

 

筆者の論をつかむ上で、

「並列」なのか「対比」なのか、

これを上手く整理することが重要です。

 

 

評論では、

筆者の論に対して、

次に来る文章は大きく分けて3つだけです。

 

 

・言い換え

・反対意見

・具体例

この3つです。

 

 

同じことを言い換えて書くことで、

論を強調していたり、

 

論を際立たせるために、

逆に違うことを書いたりするのです。

 

 

具体例は、

論に対しての補足であり、

スピードアップして読めるので、

とにかく同義か反義かを見分けることが重要になります。

 

 

複数の事柄についても同じで、

「並列」であるか、「対比」であるか、

これを理解することで、

筆者の論を正しく把握できるのです。

 

 

設問でよくあるのは、

 

「並列」されている事柄なのに、

「対比」されている選択肢や、

 

「並列」されていなかった事柄が、

選択肢に紛れ込んでいる選択肢などです。

 

 

よく読むとわかるのですが、

いかんせん時間がないので、

多くの受験生は引っかかってしまうのです。

 

 

上の例で言えば、

・化学は人を理解する上で、重要な学問である。

のような選択肢に惑わされてしまうのです。

 

 

もし本文中に化学についても触れていたら、

正解っぽいなと思ってしまうでしょう。

 

 

だからこそ、

「並列」なのか、「対比」なのか、

意識して正確に読むことが重要なのです。

 

 

そして、

並べられている事柄を囲んでおき、

「並列」であれば共通点に線を引き、

「対比」であれば相違点に線を引いておくことで、

本文を何度も読むことなく設問に答えれるのです。

 

 

現代文は本文に答えがあるので、

時間が十分に取れれば、

ある程度は正解できるでしょう。

 

 

ですが、

試験だと時間が限られているので、

早く解かないとボロボロになってしまいます。

 

 

それなので、

重要なところに線を引いておき、

読むとしても線のところだけ読むことで、

早く解けるようにしましょう。

 

 

 

【評論】線を引く公式③

 

前回の線を引く公式②では、

・「疑問表現とその答え」

に線を引くということを説明しました。

 

 

 

今回は線を引く公式③

「対比」です。

 

 

 

対比は並べられている事柄を

まず四角などで囲みます。

そして、2つの相違点で重要な方に線を引きます。

 

 

例:

 

古典物理では時間と空間は独立で、時間は1次元で考えられていた。

しかし、現代物理では時空間として4次元で考えられている。

 

 

 

例では、

古典物理と現代物理が対比されて書かれています。

 

 

そしてその違いは、

時間が1次元で考えられるか

4次元で考られるかということです。

 

 

対比の表現では、

この例のように逆接語が使われたり、

比較や相違を示す表現が使われたりします。

 

 

なぜ対比を使うのかと言うと、

論に客観性が出て強調できるからです。

 

 

また、

単に1つの事柄だけを言うよりも、

複数の事柄を比べるほうが、

説明としてわかりやすいのです。

 

 

筆者は対比を使うことで、

筆者自身の論に説得力をもたせているのです。

 

 

ということは、

筆者自身が言いたいことを書くとき、

多くの場合で対比の表現を使うのです。

 

 

だから、

対比の表現が出てきたら、

少しスピードを落として読みましょう。

 

 

そして、

その対比されている事柄と、

その相違点を見つけます。

 

 

最後に、

筆者がどの事柄を重要視しているのかを見つけます。

 

 

このように対比表現を読めば、

その内容自体も理解しやすくなります。

 

 

内容が抽象的であればあるほど、

ただ漠然と読むだけでは、

筆者の論はつかみにくいです。

 

 

だからこそ、

対比という形式をどう読むかを、

知っておく必要があるのです。

 

 

設問の選択肢で、

対比されている事柄の関係が逆になっている、

というのよくあります。

 

 

例えば上の例で、

「筆者は現代物理における時間について、

どのように説明しているのか」

という設問があれば、

 

ひっかけの選択肢は、

「・現代物理では、時間は空間とは独立し、

時間は一様に流れると説明している」

のように、古典物理のほうを書くのです。

 

 

単純ですが、

多くの人が間違ってしまいます。

 

 

実際、

本文にはその言葉自体は書かれているので、

正解だと思っていまうのです。

 

 

たしかに、

じっくり読めばわかるのですが、

一度通読しただけでは覚えれないので、

どっちのことだったか探すのに時間がかかってしまいます。

 

 

それなので、

通読のときにあらかじめ、

対比されている事柄を囲って、

その違いに線を入れておくことで、

線を入れた部分だけ読み比べれるので早く解けるのです。

 

 

 

・逆接語(しかし、だが、など)

・比較表現(より、など)

などが対比を見つけるカギとなる表現になるのですが、

もう1つ重要な形式があります。

 

 

それは、

・時間(かつて、現代、など)

・空間(日本、西洋、など)

・順序(まず、第一に、など)

です。

 

 

「日本では~~、

西洋では~~、」

という文は評論でよく見かけますが、

これは空間の対比の関係になっています。

 

 

だいたい対比されるのは、

時間についてか空間についてです。

 

 

かつて~~、ときたら、

現代の話するんやろなと、

思いながら読むと読みやすくなります。

 

 

時間と空間の対比はよく出ますし、

多くの受験生がなんとなく読んでしまうとこでもあるので、

対比になってると意識するだけでかなり違ってきます。

 

 

対比される事柄が離れていても、

西洋では~~ときたら、

どこかで日本が書かれているなと予想して読むことで、

かなり読みやすくなります。

【地理】暗記力より〇〇力が大事

 

センター地理では、

ある概念なしで解こうとすると、

ドツボにはまってしまいます。

 

 

地理は社会の科目の1つであり、

社会科目だし暗記すればいいんだ、

と思いがちです。

 

 

たしかに暗記なしには問題を解くことができないですが、

すべてを暗記で解こうというのは厳しいのです。

 

 

 

次の例題を考えてみてください。

 

 

(例題)

次の表は、航空旅客輸送量と航空貨物輸送量を

国際・国内別に示したものであり、

①~④は、アメリカ合衆国、タイ、中国*、日本

のいずれかである。

タイに該当するものを、表中の①~④のうちから一つ選べ。

*台湾、ホンコン、マカオを含まない。

 

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答え↓

 

 

 

 

 

 

 

答え:③

 

 

他の選択肢も見てみると、

①:アメリ

②:日本

③:タイ

④:中国

になっています。

 

 

この問題を解くときに、

輸送量の数値を暗記している必要はありません。

 

 

この問題で知っておくべきことは、

その国の

・経済レベル

・面積、人口、(その他)

です。

 

 

これを押さえていたら、解けるようになっているのです。

 

 

経済レベルでは、

アメリカ、日本が高く、

タイ、中国が低い、

とわけることができます。

 

 

そして、面積は、

アメリカ、中国が大きく、

日本、タイが小さい、

とわけることができます。

 

 

面積が大きい国ほど、

国内で輸送量が多くなり、

経済レベルが高い国ほど、

輸送量が多くなります。

 

よって、

①がアメリカ、④が中国になります。

 

 

②、③でも同じように考え、

 

経済レベルが高い国ほど、

輸送量が多くなるので、

 

②が日本、③がタイになります。

 

 

 

この問題のように、

使う知識自体は、

経済レベル、面積、人口など、

そこまで深くないのです。

 

 

新しい知識を聞くのではなく、

考えさせて解かせる問題なのです。

 

 

純粋な知識だけを聞く問題と、

この問題のように思考する問題があるのです。

 

 

だから、

「知識問題」と「思考問題」があるということを、

知っておく必要があるのです。

 

 

この概念がないと、

地理に変な苦手意識をもってしまったりします。

 

 

「思考問題」は、初めて見る問題になるので、

よく勉強している人でも慌ててしまいます。

 

 

思考問題も、

焦らずにリラックスして考えれば、

解けるようになっています。

 

 

単純な知識で解けないとなったら、

・経済レベル

・面積、人口、

などの知識で解くようにしてみてください。

【評論】線を引く公式②

 

前回の記事で、

線を引く公式①を紹介しました。

 

簡単におさらいを書いておきます。

 

~線を引く公式①のおさらい~

・論と例を見つける

・論の方に線を引く

・例には、例やexなどと書いておく

 

 

まだ①をマスターしていない方は、

これを読む前にまず①をマスターしてください。

 

 

 

 

 

評論が苦手で、

いつもなんとなくで答えている方でも、

公式さえ知れば解けるようになります。

 

 

私自身、

評論はかなり時間をかけて解くか、

時間がなければそのときの運勝負か、

という評論ができない典型的な受験生でした。

 

 

現代文の先生の、

感覚や慣れといった解き方が、

私には理解不能でした。

 

 

わからないので教えてもらおうと、

先生に聞きに行くと、

「大事なとこに線を引いたらいいよ」

言われました。

 

 

その大事なとこがわからないので、

「その大事なとこはどうやったらわかりますか?」

と聞いても、その答えが感覚的で、

あまりしっくりきませんでした。

 

 

私自身かなり悩んだことで、

理系の方ほど、

そういう経験があると思います。

 

 

だから、

どんな文章にも対応できる

「線の引き方の公式」

これを伝えることで、

多くの受験生の悩みを解決できれば良いなと考えています。

 

 

 

それでは、本題ですが、

今回は線を引く公式の②について紹介します。

 

 

②は

「疑問表現とその答え」に線を引く

です。

 

 

詳しく説明します。

 

 

疑問表現は実は、

小学校や中学校で、もうすでに習っていることなんです。

 

 

私が今でも覚えているのは、

「アリの行列」の

「アリの行列はなぜできるのでしょうか?」

という疑問表現です。

(これはたしか小学3年生だったと思います。)

 

 

 

評論では疑問表現が使われることが多いですが、 

筆者は読者に単純にそう聞いているわけではないのです。

 

 

「アリの行列はなぜできるのでしょうか?」

に対する答えは、

もちろん筆者はもうすでに知っています。

 

 

ただ単に読者にその疑問を聞いているのではなく、

その疑問について読者にも考えてほしいから、

このような表現をするのです。

 

 

もしも冒頭から、

「アリの行列ができる理由は、、、」

と書かれ、

 

「こうこうこうで、

またこういうことだからだ、」

と理由を述べる、

 

 

このような記述だと、

小学3年生は退屈になってしまうでしょう。

 

 

疑問表現を使うことで、

読者との対話のような形になります。

 

 

要は、

疑問表現によって、

筆者自身が言いたいことを強調しているのです。

 

 

「疑問とその答え」が、

筆者の論であるわけです。

 

 

少子高齢社会、貧困格差、情報格差

いじめ、老老介護、待機児童、

ブラック企業、移民受け入れ、

など、日本が抱える社会問題があります。

 

 

評論家は、このような社会問題などに対し、

詳しく問題を調べ、

そしてその解決策を論じます。

 

 

その場合、評論家は、

一般的に言われていることではなく、

一般論とは違うことを論じることが多いです。

 

 

もしくは、

常識だと言われていることの、

その常識のとらえ方自体、

常識の本質とはこういうことだと論じます。

 

 

評論文における設問の選択肢の1つには、

一般論的には正解だが筆者の考えとは違う、

というものがあります。

 

 

常識的には正解なので、

間違えてしまいがちです。

 

 

それなので、

「疑問表現とその答え」に

線を引いておくことで、

筆者の論を的確に把握できるのです。

 

 

基本的に、

疑問表現が使われる多くの場合、

その評論文の主題となります。

 

 

その事柄を問題視するわけですから、

その評論文のテーマになるのです。

 

 

また、

なぜ取り上げようと思ったのか、

詳しくどういった問題があるのか、

一般的なの解決法や提案は何か、

といったことも同時に書かれます。

 

 

そしてそれを踏まえた上で、

筆者の独自の考えや

新たな解決策の提案などを論ずるのです。

 

 

その中で大事なところは、

疑問視しているところと、

それに対する答えになるわけです。

 

 

一般的な解決策で十分であるならば、

わざわざ本を書く必要もないです。

 

 

一般的な解決策ではダメだから、

筆者自身の考えや解決策を、

本を書くことで伝えたいのです。

 

 

だからこそ、

「疑問表現とその答え」

が重要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

勉強に才能は関係あるのか

 

自分には才能がないからと、

諦めてしまう人がいます。

 

 

たしかに、

仕事でも勉強でもスポーツでも、

類い稀な才能を持っているように思える人はいます。

 

 

実業家の堀江貴文さん、

物理学者のアインシュタイン

最多安打記録のイチロー選手、

 

 

彼らは私たちとは、

違うような人間であるような気さえします。

 

 

また何かにつけてよく考えもせず、

「才能」という言葉で片付けてしまうことがあります。

 

 

ですが、

そこまで才能による差というものはあるのでしょうか?

 

 

この問題に多くの人がよく悩んできて、

これから先も悩む人が多いだろうと思い、

また自分自身に言い聞かせるためでもあって、

興味深い問題提起だと考えます。

 

 

結論から言うと、

才能の差はあるが、

勉強において才能はそこまで重要ではないと考えます。

 

 

たとえば、

子どもと大人が腕相撲をすると、

勝つのは大概大人でしょう。

 

 

しかし、

将棋や囲碁などでは、

子どもが大人に勝つということは珍しいことではありません。

 

 

以上からわかるように、

才能の差で一番顕著なのは、

やはり、「体格の差」であると言えるでしょう。

 

 

バスケやバレーでは、

背が高いほうが有利です。

 

 

もちろん背が高いだけでは、

すごい選手とは言えないですが、

身長は有利な要因の1つでしょう。

 

 

ですが、

体格の差が顕著であるといっても、

2倍も3倍も変わるということはないです。

 

 

身長が3mの人を私は見たことがありません。

 

 

スポーツの世界で言われる体格差でさえ、

何倍も変わるということではないですから、

勉強ではそれこそほんの少しの差でしかないでしょう。

 

 

つまりは、

才能の差だからと言って諦めてしまうから、

そこに差が生じてしまうのです。

 

 

 

また、別の視点からも考えてみます。

 

 

700万年前、人類とチンパンジー類と分かれ、

初期人類、アウストラロピテクス属、

そして、現代まで続くホモ属へと進化しました。

 

 

人類は、名前のあるもので25種類くらい、

実際は100種くらい存在したと言われています。

 

 

私たちホモ・サピエンスは、

その中で生き残った最後の種なのです。

 

 

ホモ・サピエンスは、

優秀な種族であったから生き残れた、

という説や、

 

ネアンデルタール人のほうが、

脳が大きいので、

ホモ・サピエンスが生き残ったのは、

たまたま時代環境に適していたのだ、

という説など、

 

 

人類の進化においては、

まだわからないことが多いですが、

少なくともそこまで貧弱な種ではないと考えます。

 

 

貧弱であれば、

きっと現代まで生き残ることなく、

淘汰されて絶滅しているはずです。

 

 

私たちは、

現代まで生き残ってきた種の末裔ですから、

この時代により適した進化をしてきたのでしょう。

 

 

もちろん、

空を飛べないペンギンや、

足のない蛇のように、

ある器官が退化している種もあります。

 

 

ですが、

個別の器官だけみると退化に見えても、

全体としてはより進化しているのです。

 

 

ペンギンの祖先は飛ぶことができたのですが、

飛ぶ能力と引き換えに、

体をでかくして熱を蓄えやすくし、

より長く深く潜れるようになったのです。

 

 

また、

蛇の祖先は足があったのですが、

土の中で体をくねらせやすいように、

足が退化したと考えられています。

 

 

退化は進化とは対義ですが、

全体としてみると進化していると言えます。

 

 

生き残ってる種は、

環境によりよく適応できるようにしたのです。

 

 

このように考えると、

私たちも生き残っている種であり、

進化し続けてきたわけなので、

優秀であると言えます。

 

 

優秀であるからこそ、

淘汰されることなく生き残ってきたのです。

 

 

だから、

先天的な才能の差なんていうのはなく、

どれだけ努力したかによって差になるのです。

 

 

才能だからといって、

諦めるから差がつくのです。

 

 

 

【評論】線を引く公式①

現代文の先生に、

評論は大事なとこに線を引いたら良いんだよ、

と言われますよね。

 

 

でも結局、

どこに線を引けばいいの?

と。

 

 

特に理系の方ほど困惑してしまうのではないですか?

 

 

先生が感覚的に線を引くので、

評論文はセンスなのかなと思ってしまったり、、、

 

 

今回は、

そんな理系のために、

評論での線の引き方の公式を紹介します。

 

 

まず前提として、

本文に線を引くのはなぜかというと、

一度通読して次に設問に答えるときに、

本文をまた1からすべてを読むのと、

時間がかかってしまうからです。

 

 

時間短縮のために線を引くだけでなく、

線を引くことで筆者の言いたいことやメッセージを、

明確にできるので理解しやすくなります。

 

 

 

評論で特によく使われるのは、

「論と例」という関係の文章です。

 

 

そして、

論と例の関係で重要なのは論の方です。

 

 

例のほうが内容的には理解しやすいのですが、

評論では例はあまり重要ではないです。

 

 

(例1)

私はスポーツ観戦が好きです。

例えば、野球やサッカーやバレーをよくテレビで見ます。

 

 

例1では、

「スポーツ観戦が好き」を説明する文として、

その後ろに例が書かれています。

 

 

抽象論と具体例とも言いますが、

論が抽象的であればあるほど、

読者にとってはイメージしにくくなるので、

具体的な例を出してイメージできるように書くのです。

 

 

(例2)

ヨーロッパ式の庭園は、左右対称で幾何学的図形をなしている花壇や、やはり幾何学的図形を石組みで作り出し、中央に噴水を出した泉水や、丸く刈り込んだ樹木や大理石その他の彫刻を置いた、よく手入れされた芝生など、人間の造形意志をはっきり示しているところに特色がある。

 

山本健吉「日本の庭について」による)

 

 

例2では、

論は、

ヨーロッパ式の庭園は、人間の造形意志をはっきり示しているところに特色がある、

という部分で、

 

左右対称 ~略~ よく手入れされた芝生など、

までがヨーロッパ式の庭園の具体例になっています。

 

 

これも、

「ヨーロッパ式の庭園」というのは、

抽象的であるので具体的に書かれています。

 

 

筆者が言いたいのは、

「ヨーロッパ式の庭園」そのものでなく、

「ヨーロッパ式の庭園は、人間の造形意志をはっきり示している」

ということなのです。

 

 

つまりは、

「ヨーロッパ式の庭園は、人間の造形意志をはっきり示している」

に線を引けばいいということです。

 

 

 

「例」と同様に扱えるのは、

「比喩」・「経験」・「体験」です。

 

 

抽象的な論に対して、

同じ内容で詳しく説明しているだけなので、

本文に例やexとでも書いておきましょう。

 

 

また「引用」も「例」のくくりとしてよいですが、

「引用」は筆者の論と

同じ内容か反対内容か判断してください。

 

 

一般論の部分を「引用」して、

筆者はそれに反対するということもあります。

 

 

そして、線を引くポイントとして、

何よりも論と例を見分けることが重要です。

 

 

多くの場合、

「例えば」「具体的に言うと」「引用」

などが書かれていますが、

書かれない場合もあります。

 

 

書かれていない場合は、

言葉の抽象度で見分けてください。

 

 

生き物⇒魚⇒マグロ、サンマ

生き物⇒鳥⇒ハト、ワシ

甘いもの⇒ホワイトチョコ、ケーキ

のように言葉で抽象か具体かを判断します。

 

 

例とわかれば、

読むスピードを上げて読み、

論とわかれば、

そこに線を引いておく、

 

こうすることで、

時間をかなり短縮できます。

 

 

そして、

筆者の論に線が引いてあれば、

設問に答えるときに、

何度も例を読まなくても、

論だけ読めばよいのです。

 

【力学】間違いやすい物体の加速度の問題

 

 

まずこの問題をやってみてください。

制限時間は3分です。

 

 

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答え、解説、解答は

↓ 

 

 

 

 

「答え」

 

 

⑴ gsinθ

 

⑵ gtanθ

 

 

 

⑴はすぐできたと思います。

でも、⑵はわからない人も多いと思います。

 

 

正解したとしても、

⑴よりけっこう時間がかかったんじゃないですか?

 

 

⑴も⑵も簡単だったという人は、

その調子で物理を勉強していけば大丈夫です。

 

 

 

それでは、少し解説していきます。

 

 

⑴は台を固定していますので、

物体は斜面上を滑っていきます。

 

 

ですので、

斜面上を滑る方向に加速度a₁とおきます。

 

 

ここまでは大丈夫だと思いますが、

そこでいきなり、

 a₁=gsinθ とした人は危険です。

 

 

一度本当にそうなのか考えてほしいです。

 

 

物体が斜面を滑っていくのは、

重力加速度gを斜面方向に分解した、

 gsinθ で滑っていくわけではないのです。

 

 

物体が滑っていくのは、

『物体が受ける重力と垂直抗力の合力』

で滑っていくのです。

 

 

ここは何度でも考えてほしいところです。

 

 

⑵が解けなかった人は、

すぐ⑴でgsinθとして、

⑵でうーんとなったはずです。

 

 

物理は立式さえしてしまえば、

あとはほとんど中学数学です。

 

 

そしてその立式は、

難しい問題も簡単な問題も基本的には変わりません。

 

 

しかし実際は、この問題のように、

できる人とできない人がわかれるのです。

 

 

『重力と垂直抗力の合力』

 

これが斜面に平行な方向に働くので、

それを図的に求めるのです。

 

 

もう一度言いますが、

重力加速度を分解して、

gsinθとするのは全然ダメです。

 

 

 

では、解答です。

 

加速度をa₁、垂直抗力をN₁とおく。

 

 

 

 

物体の運動方程式は、

 

斜面に平行な方向:

ma₁=mgsinθ

 

斜面に垂直な方向:

0=N₁-mgcosθ

 

よって、

a₁=gsinθ

 

 

加速度a₂、垂直抗力をN₂とおく。

 

 

 

 

 

運動方程式は、

 

水平方向:

ma₂=N₂sinθ

 

鉛直方向:

0=N₂cosθ-mg

 

 

N₂=mg/cosθ

 

ma₂=(mg/cosθ)sinθ

 

よって、

a₂=gtanθ

 

 

 

物理では2つか3つ式を立てれば、

だいたい解けるようになっています。

 

 

正しく力を見つけて、

運動方程式を作るのです。

 

 

⑴も⑵もやっていることは、

ニュートンの運動の3法則を理解して、

正しく使えればできるのです。

 

第1法則:慣性の法則

力0のとき、静止、もしくは等速度運動

 

第2法則:運動の法則

加速度の向き=力の向き

加速度の大きさは、力の大きさに比例し、質量に反比例

 

第3法則:作用反作用

A⇒Bから力を作用させると、

B⇒Aに同一直線上で大きさが等しく逆向きの力を作用させる

 

 

⑴も⑵も

互いに垂直な方向に分解して、

それぞれ立式して解くのです。

 

 

解き方自体は同じなのにできないのは、

基礎ができていないからです。

 

 

そして、基礎というのは、

決して簡単なことでも、

やさしい問題でもありません。

 

 

物理のエッセンスや、

セミナー物理などは基礎が身につかないです。

 

 

・良問の風

・名門の森

・難問題の系統とその解き方

 

をおすすめします。

映画ベスト・キッドから学ぶ勉強法

 

一週間ほど前に、

久しぶりにベスト・キッドを見てました。

 

 

シェアしたいと思うことがあったので、

今回はそれについて書きます。

 

 

知っている方も多いと思いますが、

ベスト・キッドカンフー映画です。

 

 

 

軽くストーリーをいうと、

ジャッキーチェンが演じるカンフーの先生ハンが、

いじめられている12歳の少年ドレにカンフーを教えて、

強くなるというストーリーです。

 

 

詳しくストーリーを知りたい方は、

Wikipediaなどで検索してください。

 

 

その映画の中で、

カンフーを教える印象的シーンがありました。

 

 

ハンがドレに、

ジャケットをハンガーフックに

ふっと投げ掛けるのを、

何度も何度もやらせるというシーンです。

 

投げ掛けては取り、

投げ掛けては取り、

投げ掛けては取り、

、、、

 

 

ドレはこれがなんの役に立つのか、

カンフーに関係ないじゃん、

というふうにやめてしまおうとします。

 

 

ですが、ハンがやり続けるように言って、

そのうちに、

その動作がカンフーの動作の基礎になっていて、

ドレは一気に上達するのです。

 

 

これは勉強でもそうだなと考えます。

 

 

受験勉強でも、

ただ机に座ってやることだけが、

勉強じゃないのです。

 

 

机に座らずとも、

学ぶ機会は沢山あります。

 

 

少し意識を変えるだけで、

登下校の間でも、

コンビニで買い物しているときでも、

学習できることがあります。

 

 

つまりは、

普段の生活も常に学びの場なのです。

 

 

ある会社で営業成績ナンバーワンの知り合いは、

お客さんと話しているときだけでなく、

家族や友達としゃべっているときも、

すべての会話が勉強になると言っていました。

 

 

ある分野のプロと言われる人ほど、

普段から考えるくせがついていたり、

仕事とプライベートが一体化していたりします。

 

 

そんなの大変じゃん、

と思うかもしれません。

 

 

ですが、

それが当たり前になっているので、

考えることがめんどくさいとか、

変に疲れたりしないのです。

 

 

習慣になっていないと、

確かにしんどいと思います。

 

 

だからこそ、

差がつくのです。

 

 

当たり前になるまで、

習慣になるまで、

やり続けるということが大事なのです。

 

 

私はたまに、

筋トレをするのですが、

筋トレは習慣になっていません。

 

 

超回復を待たないといけないので、

なかなか習慣になりづらいのです。

 

 

ですから、

まずやり始めるのに、

モチベーションを上げないといけなく、

かなりつらいです。

 

 

しかし、

考えるということは、

毎日できることです。

 

 

机に向う勉強だけじゃなくて、

日常すべてが勉強です。

 

考えるくせがつくまでやり続け、

習慣に変えましょう。

 

 

だいたい1~3か月くらいで習慣になりますが、

それが習慣となれば、

人生は大きく変わります。

 

 

少年ドレが学んだように、

日常から意識をすることで、

得たい成果が得れるのです。

完璧主義は是か非か

 

 

あなたは受験において、完璧主義な考え方は、

良いと思いますか?

それとも悪いと思いますか?

 

 

一般的には、

完璧主義は悩んでしまいがちで、

悪いと考えられることが多いようです。

 

 

ですが、

ある分野で一流と言われる人ほど、

完璧主義であったりするので、

良いのではないかという考えもあります。

 

 

今回は、

完璧主義は治したほうが良いのかということを、

完璧主義のメリット、デメリットを踏まえながら、

話していきたいと思います。

 

 

結論から言うと、

完璧主義は治さなくても良いと考えています。

 

 

そもそも人の性格と言うのは、

そう簡単に変わるものではありません。

 

 

久しぶりに友達に会ったとき、

性格が変わったなと思っても、

実はその人の根本的な本質の部分は変わっていないのです。

 

 

もし、

完璧主義が悪いものだと仮定したとしても、

無理やり完璧主義を治そうとしても、

簡単に治るものではないです。

 

 

それなのに、

治そう治そうとして、

また新たに悩んでしまうことのほうが、

よっぽど悪いです。

 

 

完璧主義であることは、

その人の個性であるし、

長所とも言えることです。

 

 

完璧主義であることのメリットは、

 

・努力できる

・意識が高い

・妥協しない

・細部をつめることができる

 

などがあります。

 

 

毎日の勉強を、

これでいいかと手を抜かないで、

がんばれるのならそれは良いことです。

 

 

つまり、

完璧主義の人は、

「準備」を怠らずにできるということなのです。

 

 

テストのときだけ、

頭を高速に回転させても、

しっかり勉強してきた人には勝てません。

 

 

合否の第一関門は、

普段の勉強をどれだけ熱心にできるか、

「準備」がどれだけできたかなのです。

 

 

そういう点では、

完璧主義なほど強みになります。

 

 

 

完璧主義のデメリットは、

 

・結果が出にくい

・悩みやすい

・新しいことの習得が遅い

 

などです。

 

 

つまりは、

完璧主義なので細部を気にするあまり、

全体を総合的に、また、

客観的に評価することが苦手なのです。

 

 

 

合否の第一関門は、

「準備」をどれだけできたかであり、

 

合否の第二関門は、

「本番」の強さです。

 

 

練習のときはそんなに能力に差がないのに、

ここぞという「本番」で、

強い人か弱い人かに分かれます。

 

 

完璧主義の人は、

テストでも完璧に解こうとするので、

ある問題に時間をかけすぎて、

結果、総合的な点数が伸びないのです。

 

 

また、

わからない問題が出ると、

他の問題は落とせない、

残りは満点にしようという、

どんどん焦りの気持ちが出てきてしまうのです。

 

 

どれだけ完璧に準備しても、

人である限り完璧はありません。

 

 

例えば、企業が、

アプリやソフトウェアをリリースするとき、

とりあえずリリースして、

リリース後に更新して直していくといった方式をとります。

 

 

これは、

どれだけ完璧にしても、

バグは出るものだから、

更新して直すことを前提にしているのです。

 

 

だから、

完璧主義というよりも

最善を尽くせるようにすると考えるほうが、

少し気楽で良いのではないかと思います。

 

 

 

最後に、

完璧主義だと、

新しいことの習得が遅くなってしまいがちです。

 

 

確かに、

まず教科書の理解をして、

理解が深まってから問題集をやりたくなるのは、

ある種しかたのないことです。

 

 

ですが、

これは非効率な勉強になってしまいます。

 

 

新しいことをはじめるとき、

たとえば料理をはじめるとき、

料理本を読破して理解するよりも、

まず作ってみることが上達の近道なのです。

 

 

まずやってみることで、

わかっていることとわからないことがわかるようになります。

 

 

勉強で新しい分野をやるときも同じで、

まず1周やってみることです。

 

 

きちんと教科書を理解することも、

もちろん大事なのですが、

その場合、かなり時間がかかってしまいます。

 

 

総合的に見て早いのは、

とりあえず問題集を1周やって、

どんな問題を解けるようにならなければいけないのか把握することです。

 

 

過去問もまず解いてみてください。

 

実力が上がってから解きたいという気持ちもわかりますが、

まず過去問を解くほうが絶対に良いです。

 

 

イメージとして、全体を俯瞰する感じです。

木だけでなく森を見るのです。

 

 

全体像が見えた状態から

細部をつめていくというふうに勉強するのがおすすめです。

 

 

 

【まとめ】

完璧主義は

・「準備(普段の勉強)」で、ストイックにできる

⇒準備は完璧主義で問題ない

 

・「本番(入試試験)」で、弱い傾向がある

⇒本番は完璧ではなく、最善を求める

 

・新しいことの習得が遅い

⇒細部→全体ではなく、全体→細部の勉強をする